よねざわ市民ギャラリー オープンギャラリー(エントランスなどの共有スペース)
では、米沢市上杉博物館収蔵のアートコレクションの中から、置賜ゆかりの作家による
近現代の美術作品を展示しています。
令和6年度 第1期 「椿貞雄の墨彩画」
会期:2024年4月17日(水)~7月24日(水)
場 所:よねざわ市民ギャラリー(ナセBA) エントランスホール・共有スペース
概要
今回のオープンギャラリーでは、米沢出身の洋画家椿貞雄の墨彩画を展示します。椿は師である岸田劉生と運命的な出会いをし、大正期の美術界に様々な新風を巻き起こしました。椿の日本画は、単なる模倣や模写ではない、自身の境地を見せるものと、実物写生に基づくあくまでも油彩画の方法で描いているため、「墨彩画」と呼ばれています。墨彩画の中でも、植物に関連した作品をご紹介します。作品を通して椿の観察眼や、椿の求めた「内なる美」の世界をご覧ください。
【作家】
椿貞雄(つばきさだお) 1896~1957
米沢市上花沢仲町に生まれ、1914年に画家を目指して上京、その後、画家 岸田劉生と運命的な出会いをします。以降、劉生と共に草土社などの設立に参加し、大正期の美術業界へ新風を巻き起こしました。この他、院展洋画部、春陽会、国画会などの美術団体へ出品しています。また、「家族」をテーマにした作品が多いことから、『愛情の画家』とも呼ばれています。
出品作品
桃
椿貞雄
墨彩
葡萄
椿貞雄
墨彩
愛娘愛果図
椿貞雄
墨画・淡彩
1929年
七月食瓜図
椿貞雄
墨画・淡彩
1936年
柿
椿貞雄
墨画・墨画淡
瓜図
椿貞雄
墨彩
1945年
泰山木
椿貞雄
墨・水彩
筍図
椿貞雄
墨画・水彩
柘榴
椿貞雄
墨画・墨画淡
作品は全て米沢市上杉博物館所蔵。
展示の様子
*作品には触らずにご鑑賞ください。また、作品の前での飲食などはご遠慮ください。
過去のオープンギャラリー
過去のオープンギャラリーページはこちらにまとめています。