「第2弾 アガサ・クリスティ」を特集

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「アガサ・クリスティ 没後40年」

1976年1月12日、ミステリーの女王アガサ・クリスティが亡くなって、今年で
40年がたちました。日本でも年頭からNHK-BS放送で「ミス・マープル」「エルキュール・ポワロ」シリーズの再放送が続き、新たなファンを獲得した予感が
します。ユネスコによると最も多く翻訳された小説家とされており、世界中で
よく読まれている作家といえるでしょう。
アガサ・クリスティは1890年9月15日、イギリス南西部の町トーキーで生まれました。1914年にアーチボルト・クリスティ大佐と結婚。その頃、地元の陸軍病院で看護ボランティアや、薬剤師の手伝いをしたことが、後になってアガサがミステリーを書くうえで大いに役に立ったといわれています。
1920年、『スタイルズ荘の怪事件』を出版してミステリ作家としてデビュー。その後順調に作品を発表していた矢先、1926年2月に、アガサは謎の失踪事件を起こします。10日後に無事発見されますが、この事件についてアガサ本人はその後何も語っていません。夫のクリスティ大佐とは2年後に離婚し、その後、中東を旅行した際に14歳年下の考古学者マックス・マローワンと出会い、再婚しました。
アガサ・クリスティの生んだ名探偵は、ポワロ、ミス・マープル、トミーとタペンスなど数多く、1976年に亡くなるまで、長編、短編、戯曲などの作品群は100以上にのぼります。今回は没後40年特集として、当館が所蔵するアガサ・クリスティ本とともに、ディープなイギリス情報本も揃えてみました。

ところで、あなたの一番好きなクリスティ作品は何でしょうか?
長編作品66点を選んでみましたので、一番好きな作品名を書いて投票してください。
結果は随時発表していきます。