昭和の喫茶店 VS 平成のカフェ

cafe-2

cafe-1

日本における“コーヒー文化”のスタートは、幕末から明治にかけての頃と言われ、以来、日本の“コーヒー文化”は150年の歴史を有しています。今回は、そんな長い歴史の中から、昭和50年代に活況を呈していた“元気な喫茶店”と、21世紀を迎え新たな潮流となった“平成のカフェブーム”に焦点を当てて
みました。

昭和40~50年代に一気に成長したのが
“コーヒー専門店”でした。その後60年代に
入り、『ドトールコーヒー』などのセルフサービスのコーヒー店が人気となります。引き続き、『スターバックス』や『タリーズコーヒー』などの“シアトル系カフェ”の日本進出が始まり、一大ブームを呼び起こしました。

時を同じくして、東京・駒沢の『バワリーキッチン』や中目黒の『オーガニックカフェ』などが雑誌に取り上げられ、オシャレ感のただよう“東京カフェブーム”が広がっていきます。“平成のカフェブーム”とは、この“セルフカフェと“東京カフェ”という二大ムーブメントの融合の産物といえるでしょう。

今回は、コーヒー・喫茶店・カフェに関連する本を集めてみました。懐かしい“昭和の喫茶店”と、今なお楽しめる“平成のカフェ”。日本人の生活に欠くことのできなくなった“コーヒー文化”の変遷をお楽しみいただければ幸いです。