米沢図書館の歴史は古く、今から116年前の明治42年(1909)11月に、財団法人米沢図書館として法泉寺の文殊堂の隣(西大通1丁目)に開館しました。その際に、興譲館財団より藩校興譲館に伝来した貴重な古典籍類を引継ぎました。また、大正元年(1912)に、第2代館長に郷土史家の伊佐早謙が就任すると、米沢ゆかりの古文書や古典籍の蒐集に力を入れ、古書店からの購入も行いました。
その後も、市内の各家で所蔵していた貴重な古文書類が寄贈・寄託文書として図書館に入ると共に、伊佐早謙が集めた「林泉文庫」の一部も図書館に入るなど、古典籍・古文書がより充実しました。
今回は、貸出や掲載依頼のあった資料の中から、特に依頼の多かった資料や展覧会で展示された資料、NHKの「ブラタモリ」で紹介された中国の兵法書『平家物語注釈』の底本(本文に利用された資料)となった室町時代の写本など、当館のお宝の一部をご紹介しております。
是非、ご覧ください。
期間:2025年1月24日(金)~3月26日(水)
