1月4日(木)よりナセBA中2階の先人顕彰コーナーで、「図書館の絵図展3:学館(興譲館)絵図と武芸所絵図」を開催しています。

DSC_ddd会期 平成30年1月4日(木)~1月24日(水)

 今回の絵図展では、米沢藩の藩校・興譲館と武芸所を描いた絵図を展示します。
 学館(興譲館)絵図は安政4年(1857)に作製したもので、上杉鷹山が設立した安永5年(1776)から81年後の姿を描いています。設立当初からあった聖堂・講堂に加え、その後増設された通学生が学ぶ友于堂、医学館・好生堂などが描かれ、興譲館が充実た時期の姿を示しています。
 武芸所絵図は文政3年(1820)作成の絵図で、門東町御屋敷内(現在のナセBAの場所)に建てられた武芸所や桑畑等が描かれています。武芸所開設は興譲館開設の1年前の安政4年(1775)で、当初は二の丸長屋に置かれました。門東町に移ったのは寛政2年(1790)のことで、幕末には調練場も設けられ西洋式の軍事調練も行われましたが、元治元年(1864)に類焼、同年に門東町御屋敷に興譲館と共に再建されました。