ナセBAの役割
新図書館と新市民ギャラリーからなるナセBAは、市民の文化生活の質を高め、「文化が薫るまち」を実現するとともに、まちの顔となる中心市街地の賑わいを再生し、「市民が活発に交流するまち」を形成する拠点となるものであり、賑わいと活力ある住みよいまちづくりを推進する本市の新たなまちづくりの中心核を形成する役割を担う施設として位置付けています。
新図書館が目指す姿
「歴史に学び、今を生き、未来を創る市民の図書館」
新図書館の基本方針
- 新たな時代に対応する市民のための図書館
- 貴重な郷土資料を活かす図書館
- ネットワークとつながる図書館
- 市民が育てる開かれた図書館
新市民ギャラリーが目指す姿
「芸術文化活動を高め、さまざまな芸術文化に親しみ、活気あふれる市民の芸術文化活動の拠点」
新市民ギャラリーの基本方針
- 市民の芸術文化活動の拠点となる市民ギャラリー
- 市民がさまざまな芸術文化に親しめる市民ギャラリー
- 市民が育む市民ギャラリー
施設概要
敷地面積 | 3,218m2 |
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延床面積 | 6,193m2 |
構造 | 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)5階建 |
図書館 | 蔵書冊数 開架15万冊/閉架15万冊 合計30万冊 開架・閲覧室、レファレンス(調査相談)カウンター、郷土資料閲覧室、こどもコーナー、おはなしのへや、情報検索・視聴コーナー、録音室・対面朗読室 他 |
ギャラリー | 展示室 740m2(天井高4.5m×2室、天井高3.3m×7室、体験学習室含む)、控室、多目的展示室(先人顕彰展示ケース)、オープンギャラリー、学習室、ブックカフェ 他 |
駐車場 | 153台(うち身障者等用3台)、文化会館との共用駐車場10台(うち身障者等用3台) |
太陽光発電設備 | 発電容量10kw・蓄電容量15kw |
開館時間等について
施設の共用スペース(オープンギャラリー、学習室、トイレ)
開館時間 | 9:00~20:00 |
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休館日 | 12月29日~1月3日、施設保守点検日 |
市立米沢図書館
開館時間 | 平日4~9月 10:00~20:00 平日10~3月 10:00~19:00 土・日・祝日 9:00~19:00 |
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休館日 | 毎月第4木曜日(祝日に当たる時は、次の平日が休館) 年末年始(12月29日~1月3日) 蔵書点検期間(年1回) |
開館日数 | 年341日 |
休館日数 | 年24日 |
よねざわ市民ギャラリー
開館時間 | 展示室 9:00~20:00 (準備・後片付けの時間を含みます) 学習室 9:00~20:00 |
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展示時間 | 10:00~18:00 (開館時間内での延長可能です) |
休館日 | 年末年始(12月29日~1月3 日) 館内整理日(施設保守点検など) |
展示期間 | 展示期間は、火曜日から日曜日までの6日間を基本とします。 ただし、展示内容に応じて変更することができます。 |
開館日数 | 年356日 |
休館日数 | 年9日 |
まちなか駐車場
共用時間 | 0:00~24:00(24時間無人機械管理、年中無休) |
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駐車台数 | 153台(うち身障者等用駐車場3台) |
駐車料金 | 30分100円 ただし、ナセBA(図書館・ギャラリー)、文化会館をご利用の方は、3時間まで無料 |
車両制限 | 幅 1.90m 長さ 5.00m 高さ 2.10m 重さ 2t |
設計コンセプト
設計における施設の基本構成のコンセプトとして、開放的な環境で賑わいを生み出し交流の創出を図る市民ギャラリー機能を1階に、静かな環境で市民を惹きつける強い求心力を持つ図書館機能を2階に配置しています。
建物の階高構造を階段状にすることで、周辺からの圧迫感を軽減するとともに、雪庇の低減化や自然採光の積極的な活用を図ります。外壁には特殊加工した市有林杉材の間伐材300本を使用し断熱効果を高めるとともに、景観に配慮した落ち着いて飽きのこない自然に溶け込んだ風景の一つになるような外観を目指しています。
また、建物の外周には「こまや」と呼ばれる広い軒下空間を整備し、雨や雪をしのぎながら通行できるようにするとともに、イベント等で活用できるよう電源や給水設備を整備し、関係機関等と連携しながら賑わいを創出していきます。
さらに、地域の防災拠点である公共施設へ再生可能エネルギーの導入を推進する観点から、太陽光発電設備(発電量10kw・蓄電容量15kw)を導入するほか、本市で研究開発されて次世代照明として期待されている有機EL照明を採用した木製フレームの読書灯を図書館の閲覧席や学習室等に177基設置します。
1階 市民ギャラリー
洒落たブックカフェが皆様をお迎えするギャラリーは、スライディングウォール(可動間仕切り)によって、9つの部屋に分割することができ、ワークショップが展開される体験学習室(会議室)や、オープンギャラリー(通路展示)を含め大規模な展示空間が生まれます。ようやく使い勝手のよい環境が整い、市民の皆様の発表の場として、これまで以上に活用の輪が広がることになるでしょう。さらに、“こまや”と呼ぶ庇の長い軒下部分が、建物の南側と西側に連なり、展示場としても活用できることから、地元の商店街や各種団体と協力しながら、まちなかにわくわくするような新しい空間を創造していきます。
2階 図書館
2階の図書館へと続く階段を上り始めると、頭上に5階まで吹き抜ける巨大な空間が現れ、来館者の視線を釘づけにします。見上げる3階から5階までの壁には、壁面書庫として本棚にずらりと本が並び、たくさんの本に囲まれた“本の森”にいるような雰囲気を味わっていただけます。また、途中の踊り場には展示ケースを設け、歴史資料や美術作品を展示し、郷土の先人たちを顕彰していきます。その貴重な郷土資料を保管する貴重書庫は、3階と4階にあります。※壁面書庫と貴重書庫にはご入室できません。
図書館の閲覧室は、内側に書架が並び、書架を取り囲むように窓際に閲覧席を設けています。有機EL照明の読書灯が備わった席にゆったりと座り、心ゆくまで本を楽しんでいただければと思います。また、閲覧室の面積は旧館の5倍となり、開架冊数も15万冊を数えることから(蔵書数は30万冊)、来館された方々が手にとって見られる本の量が、圧倒的に増えることになります。特に郷土資料の図書や絵本など、これまでは書庫にしまってある本も多く、実際に見比べながら選んでいただけないもどかしさがありました。これからは、次々と湧き出す疑問や興味に対しても、芋づる式に本を手に取ることで、問題の解決につながったり、興味の環が広がったりするに違いありません。また、子ども図書コーナーには、専用のカウンターの他、読み聞かせなどを行う“おはなしのへや”があり、その壁には、米沢出身の漫画家ますむらひろしさんが描き下ろした素敵な絵がステンドグラスになって飾られています。
まちなか駐車場
ナセBAの整備に併せて、道路交通の円滑化及び市民の利便性を図るため、隣接する市営駐車場跡地に立体駐車場を整備しました。規模は3階4層構造で駐車台数153台(うち身障者等用3台)です。エレベータやトイレを配置しています。
駐車料金は、30分ごとに100円ですが、ナセBA(図書館・ギャラリー)、文化会館を利用する場合は3時間まで無料です。