会 期:2024年8月3日(土)~8月22日(木)
時 間:10:00~17:00
会 場:よねざわ市民ギャラリー(ナセBA1階) 展示室
会期中無休/入場無料
展示概要
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子どもと文化、郷土のために駆けぬけた106年
2016年に106歳で亡くなった髙森務の回顧展。
髙森務が米沢の子どもたちや芸術文化の発展のために果たした業績を紹介します。
チラシはこちらからダウンロードできます。
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髙森務(たかもりつとむ)
2016年(平成28)満106歳で亡くなった高森務は、小学校教師として多くの子どもたちを指導した人物です。現役教師時代から人形劇団「青空クラブ」を結成し、児童センター(遊園地)や児童会館の創設・運営に深くに寄与しました。また、児童文化の向上のため1958年(昭和33)に「よねざわ子ども新聞」を発行。1967年(昭和42)に、教職を退いてからは児童文化向上と米沢の文化全体の底上げに力を尽くし、米沢とその未来を担う子どもたちに夢と希望を授ける膨大な活動にその生涯を捧げました。
また、若い頃から絵画に親しみ、中央で活躍する作家とも深く交わり、戦後の米沢における美術団体の発足に尽力。米沢美術連盟、緑光会等を結成しました。退職後、日本水彩理事長の内藤秀因に師事し、1967年(昭和42)初入選、1970年には奨励賞1979年には会員となり長年活躍、画会「火曜会」を主宰しました。
(写真:髙森務と雲右エ門)
見どころ紹介
106歳まで郷里米沢と子どもたちのためにささげた髙森務の歩みを各コーナーごとに紹介します。
第1展示室「青空クラブ 児童センター」/「青空雲右エ門」
髙森務106歳のひみつなど、髙森務個人について深堀していきます。また、高森氏が尽力してきた児童センターなど子どもたちのためにしたことについても、ご紹介していきます。また、ペーパークラフト作家の中村隆行氏の作品も展示し、今は懐かしい「児童センター」、「雲右エ門と髙森務」を再現します。
【中村隆行氏のペーパークラフト作品】
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第2・第3展示室「米沢子ども新聞」/「浜田広介との交流」
児童センターから生まれた「米沢子ども新聞」の活動や、「泣いた赤鬼」などの童話で知られる浜田広介と髙森務の交流にも焦点を当てていきます。
第4展示室「直江會」
髙森務が発起人に名を連ねた「米澤直江會」や自ら手掛けた「絵ばなし直江兼続」等、髙森が関わった直江兼続の遺徳顕彰の活動を紹介します。
第5展示室「髙森務と音楽」
髙森務が作詞作曲した楽曲や愛用の楽器などと共に音楽とのかかわりを紹介します。
第6展示室「髙森務と沖縄」
髙森務と沖縄の関係をご紹介します。
第7展示室「映像コーナー」
髙森務に関連した映像を上映します。
第8・9展示室「髙森務と美術」
亡くなる最後まで筆を執り続けた髙森務。そのあたたかみのある水彩画の世界をご紹介します。髙森が創立に関わった美術団体と、ゆかりの深い作家の作品も同時展示します。
【賛助出品作家】
沖津信也/清水恵子/来次徳之助/加鳥重雄/亀岡博/田中寛司
小林裕子/大野吉子/杉本弘子/今恭子/今村美枝子/市川国代/小林久仁子/大竹勝美
会期中イベント(予定)
【イベント①】記念講話・座談会
日時:8月3日(土)14:00~
会場:ナセBA 体験学習室
定員:先着50名(要申込)
①基調講話 「髙森務先生と父 福王寺法林・米沢の美術」
講師:福王寺一彦氏(日本画家 日本美術院同人 日本芸術院会員)
②座談会 「髙森務を語る」
コーディネーター:髙橋捷夫氏(米沢児童文化協会・米澤直江會)
登壇者:亀岡 博氏(元米沢市芸術文化協会 会長)
髙橋昌子氏(広介先生を偲ぶ会)
髙森敏明氏(髙森務長男)
那須野浩氏(元こども新聞編集委員)
【イベント②】「青空クラブ人形劇」
日時:8月10日(土)10:30~
会場:ナセBA 体験学習室
定員:先着40名(要申込)
演目:「りゅうの目のなみだ」「なかよし」
【イベント③】朗読と歌のコンサート「髙森務先生の愛したもの 残されたもの」
出演:びよんどYMF
板垣幸江(朗読)
大類雅子(ソプラノ)
田中ふみ子(ピアノ)
日時:8月17日(土)18:30~
会場:ナセBA ギャラリー展示室
定員:先着60名(要申込)
■イベント申込先:米沢市上杉博物館 市民ギャラリー担当 TEL:26-8001