ナセBA 中2階の先人顕彰コーナーでは、現在「森英介展-詩と祈りの一致を求めて-」を開催しています。
森英介(本名 佐藤重男、戦後は佐藤徹と名乗る)は、米沢市蔵の内町(現・中央3丁目)に生まれ、病いのため33歳で早世した詩人です。
自身の詩集『火の聖女―地獄の歌―』を刊行することに命を燃やし、自らで活字を拾い、印刷作業を進めましたが、刊行の数日前に胃穿孔(いせんこう)のため死去しました。
今回の展示では、昨年、森英介生誕100年の年に、ご遺族の佐藤知由氏より、当館に寄託中でした『火の聖女』『火の聖女』の直筆原稿、序文を寄せた高村光太郎の直筆原稿等をご寄贈いただきましたことを記念しまして、森の愛用していた聖書やキリスト像などとともに展示します。
図書館にあがる階段の踊り場に展示してありますので、ぜひ森英介の詩について触れてみてください。
また、下記の予定で講演会を企画しています。こちらもぜひお立ち寄りください!
先人顕彰コーナー「森英介展―詩と祈りの一致を求めて」
開催期間 2018年4月27日(金)~6月27日(水) *5/24は図書館休館日です。
開催場所 ナセBA 中2階 踊り場 先人顕彰コーナー
主催 公益財団法人米沢上杉文化振興財団 市立米沢図書館
協力 佐藤知由氏
講演会
講師 森岡卓司氏(山形大学人文社会科学部 准教授)
演題 「「地方」を出る森英介 -『労農』前後を中心に」
日時 2018年5月27日(日) 14時~15時30分(会場13時30分)
会場 ナセBA 1階 体験学習室 入場無料(先着40名)