2019_igirisu-2イギリス人は感情的にならないと言われる。
様々な見方があるが、総じてイギリス人を表現する時、「冷静さ」をあげる人が多い。2005年7月7日、
ロンドン同時多発テロが発生した時も、市民は冷静だったという。 しかし『ヨーロッパ読本イギリス』
(河出書房新社2007年発行)の中で、執筆者である黒岩徹氏は「イギリス史上、イギリス人が人前で泣き叫び感情を露にした例がたった一度だけある」とし、それは1997年8月31日ダイアナ妃がパリで事故死した時だと指摘する。

 そして今、イギリス人の持つ冷静さという気質が、迫る「EU離脱」期限の前に揺らいでいるのではないだろうか。その動向を世界中が見守る中、今回はイギリスを多様な分野から探ってみたい。文学、政治、科学、
音楽、ファンタジーと、世界中にあふれる、大英帝国再発見のチャンスをお見逃しなく!

さあ、ワールドツアー「イギリス」の出発です。 2019_igirisu-3