井上ひさしは山形県東置賜郡小松町(現・川西町)に生まれた作家です。
NHKの連続人形劇「ひょっこりひょうたん島」(共作)をはじめとする戯曲、小説、エッセイ等、たくさんの作品を世に送り出し、2010年に亡くなりました。
今年で没後10年、今もなお私たちは、郷土出身の作家としての存在を大きく感じているのではないでしょうか。
今回没後10年にあたり、井上ひさし氏の寄贈本を収蔵する遅筆堂文庫(川西町立図書館併設)企画の下、県内の各図書館で著作本の展示協力を行います。当館では、特集「井上ひさし没後10年 ―読み継がれゆく郷土の作家―」と題して、通常は郷土資料コーナーに置かれてある井上ひさしの著作本を一つの書架にまとめてみました。まとめてみて気付いたことは、一つの書架を十分に埋め尽くすほど数多の著作本があるということ。井上ひさしがいかにたくさんの作品を生み出してきたかを改めてうかがい知ることになりました。
是非この機会に、郷土の作家井上ひさしの作品を身近に触れていただき楽しんでください。