昨今、若者の恋愛離れが言われる。
どうやら恋愛を面倒だと感じる若者が増えてきたらしい。また恋愛にまつわる状況も変わった。例えば、家庭のど真ん中に一台だった電話も、スマートフォンにとって代わり、以前は異性からの電話は家族中の鋭い視線にさらされ、詮索の嵐にあっていたが、今はそんな悩みは聞かない。そして生まれた道具が、「ケータイ小説」などの新しい文化を登場させた。
しかし、どんな時代でも恋の小説は読まれ続けている。少なくともなくなることはない。それは、いつの時代もあの恋の感覚を、人は忘れないからではないだろうか。実を結んでも、たとえ叶わなくても(おそらく多数)、恋は人生に華をそえる。
今回は、様々な恋の本を、奔放なつぶやきとともにご紹介します。馴染みの本、初めて知る本、恋するように本と出会ってください。恋も本選びも、実は偶然の一瞬から始まるのです。