―冬ごもり、ちょこっとしごとのススメ―

2019_chokoto-2石川啄木の歌に、
「寂寞(せきばく)を敵とし友とし 雪のなかに
     長き一生を送る人もあり」
           『一握の砂』/石川啄木

という歌があります。啄木は、明治41年1月釧路新聞社に単身赴任するために、汽車の旅にでました。
啄木が見た冬の景色、そして北国で静かに暮らし
続ける人々。歌にあらわされた情景は110年以上
過ぎた今も、不思議と変わってはいません。
そしてどの時代も、冬の時期こもって仕事を片付ける人の姿も、変わらないものでしょう。
そこで今回は、“ちょこっと”という言葉に注目して、長い冬の過ごし方を提案します。ちょこっと手芸、ちょこっと家事、そしてちょこっと読書。空いた時間を上手に使って、ちょこちょこ進めていくやり方です。
2019_chokoto-4冬は野外の行事が少なくなる一方、季節行事は多く、忙しい時期です。
この“ちょこっと”で、時間をやりくりして、冬を乗り切っていきましょう。
せかいは、案外この“ちょこっと”しごとで進んでいると思いますから。

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