2019_jisedai_kurasi_chie-2 昭和の時代に、日本中を旅した民俗学者の宮本
常一は、大きく変化する時代の中にいて、「かわりゆく
ものは過去の文化を基にしているものである」と伝えています。そう思えば現代の技術革新も、根本からの大変化に見えて、実は過去の文化をつないでこそ
存在すると言えるのかもしれません。

 そして今回は、「家族のバトンタッチ」がテーマです。今、社会には、多様な家族のあり方が存在しますが、米沢図書館では“ナセBA家”を一つのモデルとして、料理、財産、習わしなど家族に伝えたいものを集めてみました。いつか代は変わります。しかしその変化のもとには、前の世代からのつながりがあることも、記憶していきたいものです。

 さあ、一年の始まりだからこそ、もう一度見渡してみましょう。「家族のバトンタッチ」のヒントになる本を集めてみました。家族に伝えたいもの再点検です。

参考:「宮本常一とあるいた昭和の日本16」農文協より

 

☆書架脇のコーナー☆

2019_jisedai_kurasi_chie-3『あなたが、次の時代に大切にしたいものはなんですか?』というテーマで、パネルをご用意しました。皆さまが次の時代に大切にしたいものを “お1人様1つ” ぜひご記入ください。