現在、ナセBA中2階の先人顕彰コーナーで、「上杉茂憲展」を開催しています。
会期 平成31年3月29日(金)~平成31年5月22日(水)
米沢藩の最後の藩主であった上杉茂憲が死去したのは、大正8年(1919)4月で、今年は100年の節目にあたります。
戊辰戦争後に第13代藩主となった茂憲は、版籍奉還後には米沢藩知事として改革を進めますが、明治4年(1871)の廃藩置県によって東京移住を命じられました。
その後は英国留学を経て、明治14年には第2代沖縄県令に任命されました。2年弱の在職でしたが、沖縄の現状を知るため沖縄全島を視察し、沖縄の将来を考え教育振興に尽力した茂憲は、今でも沖縄で高く評価されています。
また茂憲は、郷里の米沢に対する思いも強く、米沢教育会の設立など教育振興にも力を注ぎ、明治29年には米沢に本邸(上杉伯爵邸)を建て、米沢に戻っています。
没後100年にあたり、茂憲に関する資料や写真パネル等を展示し、茂憲の生涯や事蹟を紹介します。ぜひご覧ください。
なお、展示にあわせ、図書館の郷土資料特集コーナーでは、上杉茂憲に関する書籍を紹介しています。
また、下記の日程でミニ講演会「上杉茂憲 ―最後の米沢藩主と沖縄―」を開催します。
日時 4月14日(日)・5月19日(日) 13:30~15:00
会場 ナセBA 1階 体験学習室
定員 先着40名
講師 青木昭博(市立米沢図書館 郷土資料担当)