当館で所蔵する米沢城下絵図2点と関連資料を展示しました。
1点は寛文4年(1664)頃の米沢城下絵図で、米沢藩が30万から15万石に減封された時期の絵図です。米沢藩3代藩主・上杉綱勝の側近であった福王寺八弥の広大な屋敷地が描かれ、注目されます。
もう1点は、安永8年(1779)頃の米沢城下絵図で、学館(興譲館)や備籾蔵(そなえもみぐら)が描かれ、七家騒動で処罰された重臣の屋敷は揚ケ屋敷と記載されるなど、上杉鷹山の改革期の米沢城下が描かれています。
ともに、彩色の大型絵図で、これまで公開する機会が少なかった貴重な城下絵図です。ぜひこの機会にご覧ください。