当館には明治42年(1909)の開館当初より収集してきた米沢の貴重な資料が多数収蔵しています。今回はその中より、清水彦介資料を紹介します。清水彦介(1821―1895)は藩士五十騎組の家柄に生まれ、明治維新後の明治13年(1880)には「米沢新聞」の発行人の一人として名を連ねる等、自由民権運動に従事します。また白子神社の神官としても知られた人物です。

清水の「米沢文庫設立案」では諸外国の書籍館の例を引き、文庫(図書館)の必要性を唱え、それが後に「財団法人米沢図書館」の設立に繋がりました。

今年度は清水の生誕200年の節目でもあり、ナセBA開館5周年でもあります。これを機に、当館に残る清水彦介収集資料や当館資料群より清水の業績を回顧する展示を企画します。

展示期間:令和3年3月26日(金)~5月26日(水)  休館日 4月22日(木)

展示場所:ナセBA 中二階 先人顕彰コーナー(多目的展示室)

開館時間:3月まで;平日10時ー19時  土日祝9時ー19時

     4月まで;平日10時ー20時  土日祝9時ー19時

主  催:公益財団法人米沢上杉文化振興財団