今年の7月でナセBA(市立米沢図書館+よねざわ市民ギャラリー)は、開館5周年を迎えます。それを記念しまして、米沢図書館の歴史に関与してきた人物の展示を行っています。

 5月28日(金)からは、ナセBA5周年記念 先人顕彰コーナー展示「吾妻健三郎と大橋乙羽ー明治期2人の編集者」の展示を行います。両者はともに米沢出身、明治期に東京で出版社を開き、編集者として活躍をした人物です。 

 吾妻は米沢藩医の家に生まれ、東京日本橋に出版社「東陽堂」を開き、日本画の石版印刷や三色刷などの印刷技法を成功させ、美術雑誌「絵画叢誌」やグラフィック誌「風俗画報」でその技術を発揮させました。

 大橋は立町の旅館「音羽屋」を家業としていた渡部治兵衛の六男として生まれます。吾妻に見いだされ、東陽堂で勤めていたところを越後長岡出身の大橋佐平に認められ、娘婿として佐平と息子の新太郎が開いた「博文館」で編集者として活躍します。樋口一葉を世に送り出したことも、乙羽の功績だと言われています。

 さて、大橋乙羽の義兄にあたる大橋新太郎は、明治42年(1909)に開館した米沢図書館に多数の書籍を寄贈された人物でもありました。

 今回の展示では、明治期に活躍した2人の編集者である吾妻健三郎と大橋乙羽の業績を、米沢図書館の歴史を振り返りながら紹介していきます。

 

  ナセBA 5周年記念 先人顕彰コーナー展示

 「吾妻健三郎と大橋乙羽ー明治期2人の編集者」

  会期:2021年5月28日(金)~7月20日(火)   休館日:6月8日(火)、6月24日(木)

      *閉幕日が間違っていました。正しくは、7月20日(火)までです。

  会場:ナセBA 中二階 先人顕彰コーナー(多目的展示室)

  主催:公益財団法人米沢上杉文化振興財団

  協力:ホテルおとわ

 

  講演会

  日時:5月30日(日) 14時~15時30分

  会場:ナセBA 1階 体験学習室    聴講無料

  演題:「吾妻健三郎と大橋乙羽-明治期2人の編集者-」

  講師:千葉正昭氏(元米沢女子短期大学教授、日本近代文学)

  申込:市立米沢図書館 郷土資料担当  ☎0238-26-3010

    受付開始:4月26日(月)~  先着順    定員20名