今年4月に、6年ぶりの長編作品『街とその不確かな壁』を出版した村上春樹。ファン待望の新作情報を検索すると、4月14日付の福島県の地方紙「福島民報」の記事がヒットした。なんと、第二部に登場する図書館がある街の舞台は、福島県の南会津ではないかと書かれている。

 美しい福島を村上春樹が描いたらどんな世界になるだろう。村上春樹の作品にはしばしば、図書館が出てくるけれども、どんな図書館なのだろう…。

 思いを巡らせながら、さながら聖地巡礼をするようにご用意しました。ぜひ、この機会に村上春樹と福島の多彩な文学をお楽しみいただければと思います。

特集期間:2023.05.26(金)~2023.06.21(水)