米沢市上杉博物館所蔵

 戦後日本彫刻界を代表する彫刻家 桜井祐一(1914-1981)は、大正3年(1914)に米沢市に生まれ大正13年(1924)に家族と共に上京します。中央工学校建築科を中退後、昭和7年(1932)平櫛田中に師事し、同9年(1934)日本美術院展覧会初入選します。
 昭和15年(1940)には院友に推挙され、同21・26・27年と日本美術院賞を受賞し、同30年(1955)に日本美術院の同人に推挙されるなど、中央の美術界で活躍します。
 しかし、昭和36年(1961)、新海竹蔵について日本美術院彫刻部を脱退し、S.A.S(彫刻家集団)を結成。S.A.Sが国画会に合流した後は、最晩年まで国画会へ出品し、戦後、具象彫刻の中心的作家の1人となりました。
 今回、先人顕彰コーナーではコミッションワーク(公共施設等から委託をうけて作成した作品)の場であった第二代目米沢図書館(お堀端)、よねざわ市民ギャラリーに展示された作品の紹介を行いながら、米沢における桜井のあしあとをたどります。

 

          展覧会名    先人顕彰コーナー「桜井祐一展 -米沢のあしあと-」

          会  期    2022年3月25日(金)~5月25日(水)  休館日 4月28日(木)

          会  場    ナセBA 中二階 先人顕彰コーナー

          開館時間    平日 10時~20時  土日祝 9時~19時

 

 

   同時開催

  「生命(せいめい)の造形-桜井祐一の彫刻-

   会 期  2022年3月25日(金)~2023年4月26日(水)

          *休館日は、ナセBAの休館日に準じます。

       会 場  ナセBA 1階 オープンギャラリー(回廊)

       開館時間   9時~20時